総務省の家計調査(県庁所在地および政令指定都市別のランキング)をもとに、地域ごとの米消費動向を比較すると、明確な地域差が浮かび上がります。
米の年間購入量・消費量で常に上位に名を連ねるのは、静岡市、山形市、新潟市、青森市、盛岡市などの東北・北陸・甲信越地方を中心とした地域です。これらの地域には以下の共通点があります。
- 米どころとしての自負があり、地元の美味しい米を日常的に食べる文化が根付いている
- 三世代同居など1世帯あたりの人数が多く、自宅で自炊・炊飯する頻度が高い
- 米に合う伝統的な和食のおかず(漬物、干物、煮物など)が食卓に並びやすい
一方で、消費量が全国ワーストクラスに位置するのが神戸市、京都市、大阪市といった関西圏の都市や、外食依存度が高い東京都区部などです。関西圏は歴史的にパン文化や粉もの文化が極めて強く、パンの消費量ランキングでは常に全国トップを争う地域であるため、米の消費量が相対的に低く抑えられています。