『風雪ながれ旅』を語る上で絶対に外せないのが、NHK紅白歌合戦における伝説的なステージ演出です。北島三郎は紅白の舞台で本曲を幾度も歌唱していますが、なかでも1992年や2003年などのステージで見せた紙吹雪演出は、テレビ史に残る語り草となっています。
北の大地の猛吹雪を再現すべく、ステージ上空から大量に投下された紙吹雪は、歌唱が進むにつれて吹雪から「ホワイトアウト」状態へと激化。北島三郎の頭や肩に雪のように積もるだけでなく、口の中や鼻にまで紙吹雪が飛び込む極限状態となりました。それでも一切音程を乱さず、目を見開き堂々と歌い切った北島三郎のプロフェッショナリズムは、日本中の視聴者に強烈な衝撃と感動を与えました。