娘たちの中で最も知名度が高く、公の場に姿を現し続けているのが三女の松本麗華(まつもとりか)氏です。教団時代は「アーチャリー正大師」のホーリーネームを与えられ、わずか10代前半で教団ナンバー3の地位に据えられて教団の象徴として扱われました。
事件後は教団を離れ、通信制高校から大学進学を目指したものの、大学側からオウム真理教教祖の娘であることを理由に入学拒否を受けるなど、社会復帰への厳しい障壁に直面しました。これに対し裁判を起こして勝訴し、心理学を専攻して大学を卒業しています。
2015年には手記『止まった時計』(講談社)を上梓し、父親への複雑な心情や教団内での隔離生活の実態を赤裸々に告白しました。現在も自身のブログ、X(旧Twitter)、YouTubeチャンネル「りかちゃんねる」などを通じて情報発信を行い、心理カウンセラーとしての活動や、裁判における父親の訴訟能力の有無に関する独自の主張を続けています。教団の後継団体である「Aleph(アレフ)」や「ひかりの輪」への関与は否定しているものの、父親の犯罪責任に対する受け止め方を巡り、世間や被害者遺族からは依然として厳しい視線が注がれています。