フロントグリルやエンブレムのブラッククローム化は、正しい手順を守れば缶スプレーを用いたDIYでも美しい仕上がりが目指せます。失敗を防ぐステップを順を追って見ていきましょう。
ステップ1:パーツの脱着とマスキング
エンブレムやフロントグリルは、可能であれば車両から取り外して作業するのがベストです。外せない場合は、塗料ミストの飛散を防ぐため周囲30cm以上をマスキングテープと養生シートで念入りに覆います。
ステップ2:脱脂とプライマー塗布
シリコンオフで油分を完全に拭き取った後、ミッチャクロンを均一に薄くスプレーします。乾燥時間は常温(20℃前後)で約15〜20分が目安です。
ステップ3:キャンディブラック塗装の塗り重ね
ブラックメッキ調に仕上げる際は、隠蔽力の高い黒塗料ではなく、半透明の「キャンディブラック」や「スモークスプレー」を使用します。一度に色を乗せようとせず、「パラ吹き(薄く霧状に塗布)」を3〜5分間隔で4〜6回繰り返すのがムラを出さない鉄則です。光に透かしながら、好みの濃さ(ライトスモーク〜ディープダーク)まで少しずつトーンを落としていきます。
ステップ4:2液ウレタンクリアーで保護
好みの色合いに達したら、乾燥後に高品質なクリア塗料でコーティングします。耐候性と耐薬品性を確保するためには、一般的なアクリルクリアではなく、2液混合タイプのウレタンクリアーを強く推奨します。肉持ち感のある深い艶が生まれ、紫外線による褪色や塗膜の劣化を劇的に防ぐことができます。