歌舞伎町のうなぎ文化を語る上で外せない存在が、靖国通りからほど近い場所に位置する「新宿うな鐵(うなてつ)」です。夕方から翌朝にかけて営業を続ける同店は、呑兵衛や深夜勤務のワーカー、さらには近隣の飲食店関係者から絶大な信頼を寄せられています。
名物は何といっても、うなぎのあらゆる部位を余すところなく味わえる「うなぎ串焼き」です。定番の「短冊(身)」をはじめ、香ばしく濃厚な「肝焼き」、骨の周りの肉を巻いたジューシーな「くりから」、頭の骨を柔らかく蒸し焼きにした「兜(かぶと)」、ヒレをニラで巻いた「ひれ巻」など、専門店ならではの技が光る串がずらりと並びます。
しっかりとお酒を飲んだ後のシメとして、小ぶりなうな丼や本格的なうな重を深夜に注文できるのも歌舞伎町ならではの贅沢です。活気あふれるカウンター席で職人の手さばきを眺めながら地酒と串を傾ける時間は、新宿の夜における極上の過ごし方といえます。