福岡拘置所の地下または別区画には、九州・沖縄エリアの極刑を執行するための処刑場(刑場)が存在します。日本全国で死刑設備を持つ7施設(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)の一つです。
現在、福岡拘置所には過去の凶悪事件で判決が確定した複数の確定死刑囚が収容されています。死刑確定者は未決拘禁者とは厳格に分離され、24時間体制のカメラ監視下で単独室(独居房)生活を送っています。他者との接触は完全に断たれ、刑務官の立ち会いのもと限られた教誨師(きょうかいし)との対話や限られた親族との面会のみが許される環境です。
最新の動向としては、老朽化対策に伴う施設管理の高度化や、収容者の高齢化に対応した医療体制の再編が進められています。また、密室性の高い処刑場や拘禁環境に対する人権保障の観点から、情報公開のあり方を巡る議論が法曹界を中心に継続的に行われています。