空間に馴染ませるか、それとも視線を惹きつけるアイコンにするか。選び方のトレンドは今、大きく二極化している。無駄を極限まで削ぎ落としたL字型のスチール製モデルは、本そのもののグラフィックを引き立てる名脇役として根強い人気を誇る。極細のフレームでありながら、構造計算によって重量本を難なく支える製品も登場した。
対照的に、動物や抽象的な建築ドローイングをモチーフにした幾何学的なオブジェ型は、空間の主人公として君臨する。どちらを選ぶにしても重要なのは、隣り合う家具や照明の素材感と「重みのバランス」を揃えることだ。たった一つのプロダクトが持つ重量感が、部屋全体のインテリアバランスを決定づけると言っても過言ではない。