従来のクラブワールドカップは、各大陸の王者ら7チームが毎年12月頃に集い、欧州代表と南米代表がシードされる短期トーナメントでした。しかし、新方式では参加枠が一挙に32チームへと拡大。4チーム×8グループによるグループステージ(総当たり)を行い、上位2チームが決勝トーナメントへ進出するという、まさに代表のワールドカップと全く同じ過酷かつ壮大なフォーマットへと舵を切りました。
FIFAがこの大規模改編に踏み切った最大の理由は、欧州チャンピオンズリーグ(UCL)に匹敵する、FIFA直轄の超巨大クラブコンペティションの創出にあります。UEFA主導の欧州サッカーマネーに対抗し、南米、北中米、アジア、アフリカ、オセアニアのトップクラブを同一舞台に集約することで、グローバルなスポンサーシップと放映権収入を最大化する狙いがありました。
とりわけ関係者を震撼させたのが賞金総額の規模です。各国の有力メディアやFIFA関係者のリーク情報によると、大会全体の賞金プールは約10億ドル(約1,500億円超)に達し、参加するだけでも数百億円規模の出場給が配分される試算が公表されました。優勝クラブには1億ドル(約155億円)規模の莫大なインセンティブが用意されており、クラブ経営の勢力図を一夜にして塗り替えるインパクトを放っています。