ここで強く警告しておきたいポイントがある。それは「アクセサリー用」と「クライミング用(登山用)」の決定的な違いだ。
雑貨屋やアパレルショップで売られている安価なカラビナの多くには、よく見ると「Not for climbing(登山用ではありません)」と刻印されている。これらはアルミニウムの強度が低く、ゲートの噛み合わせも甘いため、強い衝撃がかかると簡単に破断する。
一方で、本格的な登山用カラビナは、国際山岳連盟(UIAA)や欧州規格(CE)の厳しい安全基準をクリアしている。その耐荷重は20kN(約2トン)以上。車を引っ張っても壊れないタフさだ。「見た目が似ているから」と、アクセサリー用のカラビナでハンモックを吊るしたり、重い荷物を固定したりするのは極めて危険である。