2015年、プロ野球界に巨大な衝撃が走った。メジャーリーグの超名門球団からの20億円を超える大オファーを蹴り、黒田博樹が古巣・広島へ復帰した瞬間である。その背中にあったのが背番号15だ。
「一球重心」を胸に投げ続けた黒田の姿は、DAZNなどの配信を通じて世界中の野球ファンに感動を与えた。日米通算203勝という数字以上に、満身創痍の体でマウンドに登り、チームのために腕を振り抜く泥臭さ。2016年の25年ぶりリーグ優勝時、マウンド上で涙を流した黒田の姿は、15番が永久欠番に指定される決定打となった。単なる個人の記録ではなく、「生き様」そのものが永久欠番に昇華した瞬間と言える。