天童よしみVc3000のど飴Cmの真相|魔除け伝説となめたらあかん誕生秘話

天童よしみVc3000のど飴Cmの真相|魔除け伝説となめたらあかん誕生秘話

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ノーベル製菓(本社:大阪市生野区)が「VC-3000のど飴」を市場へ投入した1990年代末、のど飴市場はハーブ系やメントール系を中心とした機能性重視の商品が主流を占めていました。そこに「レモン果汁約150個分のビタミンC(1袋あたり3000mg)」という明確な差別化要素を引っ提げて参入した同社が仕掛けたのが、天童よしみの一本釣りにほかなりません。

制作関係者の証言によると、当時の企画段階では従来の演歌歌手然とした和風の演出案も存在していました。しかし、「視聴者の予想を徹底的に裏切り、ポジティブな衝撃を与える」というクリエイティブ方針のもと、ゴスペル隊を従えたソウルフルなミュージカル調の演出が決定します。収録現場において天童よしみは、圧倒的な声量と豊かな表情筋を駆使し、わずか数テイクでスタッフ全員を唸らせるテイクを完成させたと伝えられています。

CMソングで繰り返される「なめたらあかん」という歌詞の意味は、「飴を口に含んで舐める」という物理的動作と、「人生や世の中を甘く見てはいけない」という人生訓を重ね合わせた秀逸なダブルミーニングです。大阪発祥のコミュニケーションツールである「飴ちゃん」に、母性と包容力、そしてプロの歌唱技術が宿ることで、視聴者に強固な親近感と説得力を植え付けることに成功しました。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。