警察庁および各都道府県警の発表資料によると、全国各地で「あかんやつ」の摘発劇が現在も続いています。過去には、京都や大阪の繁華街に位置する有名焼肉店において、「加熱用」と伝票に印字しながら実際は生食用のタレを添えて提供していた経営者らが、食品衛生法違反容疑で相次いで逮捕・書類送検されました。警察の家宅捜索では、店内の防犯カメラ映像や従業員のLINE履歴から「客が生で食べる前提で接客していた事実」が決定的な証拠として押収されています。
しかし、法律上の処罰以上に恐ろしいのは、生レバーの摂取が引き起こす不可逆的で重篤な食中毒被害です。牛・豚・鶏の生肉に潜む代表的な病原体と、その症状・リスクを整理した比較データは以下の通りです。
特に危険なのは、食肉処理場直送やブランド牛を謳う店舗で広がる「鮮度が高い朝引きレバーだから生でも安全」という致命的な誤解です。牛の腸内に常在するO157は、屠殺や解体時にどれほど衛生管理を徹底しても、血流や胆管を通じて肝臓の内部組織へと移行します。つまり、どれほど新鮮なレバーであっても内部に細菌が存在する可能性は完全に排除できず、鮮度と菌の有無には何ら相関関係がありません。