彼の身体に対する意識の高さは、男の根底にあるコメディアンとしての誇りにも直結している。伝説的グループ「ザ・ドリフターズ」のメンバーとして、身体を張ったギャグで一世を風靡した時代から、彼の動きのキレは群を抜いていた。
盟友・志村けんとの絶妙な掛け合いは、日本の演芸史に刻まれた金字塔だ。互いの呼吸を読み、一瞬の表情や身のこなしで爆笑を生む技は、強靭な肉体と高い集中力があってこそ成り立っていた。志村が世を去った今もなお、ドリフの看板を背負い続ける彼にとって、舞台に立ち続ける体力を維持することは亡き友への誓いでもある。