ニアの勝利を語る上で欠かせないのが、ワイミーズハウスでの同胞であり、永遠のライバルであったメロ(ミハエル・ケーール)の存在だ。ニアが卓越した分析力と冷徹なロジックを持つ「静」の天才であるならば、メロは行動力とリスクを顧みない大胆さを備えた「動」の天才だった。
二人は相容れず、別々のルートからキラを追いかけたが、最終的にメロの予測不能な行動が夜神月の完璧な計画に歪みを生じさせた。「二人ならLと並べる。二人ならLを超えられる」――ニア自らが認めた通り、完璧に見えたニアの単独推測だけでは崩せなかった王手を、メロの犠牲という想定外のピースが完結させたのだ。この二重の罠こそが、知られざる最大の勝因と言える。