今や伝説となった映画『タイタニック』ですが、タイタニック ローズ役 女優として抜擢された当時、ケイト・ウィンスレット 若い頃の年齢はわずか21〜22歳でした。彼女はこの役を勝ち取るため、ジェームズ・キャメロン監督に対して「あなたが私を選ばないなら、それは完全に狂っているわ」と手紙を送り、自費でバラ(Rose)の花束を贈るなど猛烈な直談判を行ったという逸話は広く知られています。
しかし、実際のセットで彼女を待っていたのは歓喜ではなく、想像を絶するフィジカルの極限でした。これが後年語り継がれるタイタニック 撮影秘話 ケイトの生々しい実態です。
キャメロン監督の徹底したリアリズムの追求により、メキシコ・ロザリトに設営された巨大水槽での撮影は深夜から未明に及ぶ過酷なスケジュールで進められました。巨大な冷水タンクに長時間浸かり続けたケイトは、ウェットスーツの下に衣装を着ることを拒絶した結果、深刻な低体温症を患い、最終的にはインフルエンザと肺炎を発症してドクターストップ寸前に追い込まれました。
さらに、沈没シーンで船体が直立し水流に押し流されるシークエンスでは、鉄骨の門に衣装が引っかかり水中で溺れかけるアクシデントに見舞われるなど、全身に打撲を負い、肋骨をひび割れさせながらも撮影を強行しました。当時のインタビューや回想録で彼女は「あまりの厳しさに、ジェームズ・キャメロンから生きて帰れるのか本気で不安になった」と述顧していますが、同時にその過酷さがローズという女性の魂の強さを引き出す礎になったと回顧しています。