結び目そのものの三角形が整っていても、結び目の直下に美しい「くぼみ(ディンプル)」がなければ、平面的な印象を与えてしまいます。立体感あふれるVゾーンを演出するネクタイ ディンプル 作り方のコツは、大剣を引き下げる最終段階での指使いにあります。
大剣をフロントループに通し、ノットへ収まる直前の位置で、大剣の中央を人差し指で内側に押し込み、両端を親指と中指でつまんで「M字型」の谷を作ります。そのM字の折り目を崩さないようにキープしたまま、小剣を引いてノットを一気に締め上げます。これにより、終日崩れない彫刻のような立体ディンプルが完成します。
さらに意識すべきは、全体のバランスを決めるネクタイ結び方の黄金比です。
- 長さの黄金比:大剣の先端が「ベルトのバックルのちょうど中央」にかかる位置。長すぎると胴長に見え、短すぎると幼い印象を与えます。
- ノットと襟の比率:シャツの襟の開き角度(スプレッド)に対して、ノットが隙間なくジャストフィットしていること。隙間からシャツの第1ボタンやネクタイのループが見える状態は清潔感を損ねます。