ZONEが2005年4月に日本武道館で迎えた最初の解散劇は、ドラムスであり2代目リーダーを務めたMIZUHOの脱退申し出が決定打となりました。当時、高校卒業を控えたメンバーたちの中で、MIZUHOは「普通の女の子としての人生を歩みたい」「これ以上、芸能界で自分を消費したくない」という切実な思いを抱えていました。
事務所側はメンバーの補充や3人体制での継続も模索しましたが、メンバーたちは「誰か1人でも欠けたらそれはもうZONEではない」という結論を下しました。デビュー当時、楽器を持たないダンスグループからスタートし、猛練習の末に本物のガールズバンドとして認知された彼女たちだからこそ、4人の絆を何よりも優先したのです。
2005年4月1日の武道館ラストライブで見せた涙の抱擁は、商業主義に振り回されることなく、自分たちの青春に自ら終止符を打った瞬間として平成音楽史に刻まれています。