高度な危機管理が求められる消防組織の持続可能性を考える上で、組織側と市民側の双方が果たすべき役割を整理します。
消防吏員を目指す人における適性の見極め
- 向いている人:規律を守りつつ瞬時に状況判断ができる人、チームワークを重んじ他者への共感力を持てる人、交代勤務でも自己の体調とメンタルをコントロールできる人。
- 慎重になるべき人:夜間の睡眠分断や不規則な生活リズムに身体的・精神的な脆弱性がある人、完全な個人プレーや自由裁量のみを好む人。
市民側の防災リテラシーと救急車の適正利用
限りある消防・救急リソースを真の緊急事態に集中させるためには、市民一人ひとりの協力が不可欠です。急な病気やケガで受診に迷った際は、救急安心電話相談(#7119)や子ども急病電話相談(#8000)を積極的に活用し、緊急性が認められる場合に迷わず119番通報を行うという「トリアージ意識」を持つことが、地域全体の命を守る基盤となります。