最低血圧が高い原因とは?上が正常でも放置厳禁なリスクと改善法

最低血圧が高い原因とは?上が正常でも放置厳禁なリスクと改善法

最低血圧が高い原因とは?上が正常でも放置厳禁なリスクと改善法とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

医療情報が溢れる一方で、血圧に関しては根拠の乏しい思い込みやネット上の誤解が定着しています。代表的な3つの盲点を正しく把握しておきましょう。

誤解①:「上が120台なら、下が90台でも平均すれば正常範囲である」
これは最も危険な誤認です。血圧の評価基準は「どちらか一方でも基準を超えていれば高血圧」と診断されます。脈圧(上と下の差)が狭いということは、末梢血管が血液を押し流すのに強い抵抗を生んでいる証拠であり、決して平均値で相殺されるものではありません。

誤解②:「一度降圧剤を飲み始めたら、一生飲み続けなければならない」
患者が受診をためらう最大の理由がこの思い込みです。若年〜中年層の拡張期高血圧の場合、早期に適切な生活改善(減塩・減量・禁煙)を行い、一時的に薬で血管の緊張をほぐすことで、血管の柔軟性が回復して減薬や休薬(薬をやめること)に至るケースは珍しくありません。

誤解③:「サウナや長風呂で汗をかけば、血圧は下がる」
急激な温冷交代浴は交感神経を急激に刺激し、末梢血管を急収縮させるため、拡張期高血圧の人にとっては脳出血や不整脈のトリガーになり得ます。入浴は40度前後のぬるめのお湯で10〜15分程度、副交感神経を優位にするリラックス入浴が鉄則です。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。