購入者のレビューやSNSの投稿を精査すると、「買ったもののすぐに元の財布に戻した」という意見が一定数存在します。挫折してしまう主な原因は、フラグメントケース特有の構造と自身の生活習慣のミスマッチにあります。
1. お札を折る手間にストレスを感じる
フラグメントケースの最大の割り切りポイントは、紙幣をそのまま滑り込ませることができない点です。お札を使う際、必ず「二つ折り」や「三つ折り」に畳んでからファスナーポケットに入れなければなりません。会計時にレジ前でお釣りのお札を受け取った際、その場で手際よく折り畳んで収納する動作にもたつきを感じる人が少なくありません。
2. 小銭が増えると取り出しにくく、膨らんで美観を損ねる
ファスナーポケットはマチ(奥行き)が狭く設計されているモデルが多く、奥に入り込んだ硬貨を指先で探すのに苦労します。また、現金決済で端数のお釣りを大量に受け取ってしまうと、ポケットがパンパンに膨らんでしまい、フラグメントケース最大の美点である「スマートな薄さ」が損なわれてしまいます。
3. カードの露出によるセキュリティや劣化の懸念
カード段が外側にあるため、使いたいカードを1秒で引き抜ける即効性がある反面、「どのカードを所持しているかが周囲から見える」「長期間使うとカードの端が擦れる」といった懸念を抱くユーザーもいます。また、カードスロットの革が馴染んで緩んでくると、枚数を減らした際にカードが滑り落ちやすくなるリスクも考慮しなければなりません。