神在月の出雲大社は普段とは異なる強力な神気が漂います。最大限のご利益を授かるためには、出雲大社独自の参拝作法と境内での巡り方を把握しておくことが欠かせません。
まず基本作法として、出雲大社での拝礼は一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく、「二礼四拍手一礼」です。四回の拍手は四季の恵みへの感謝や、東西南北の守護への敬意を表すものと伝えられています。
本殿を取り囲む瑞垣の東西には、「十九社(じゅうくしゃ)」と呼ばれる細長い社が鎮座しています。ここは全国から集まった八百万の神々の「宿舎」となる神聖な場所です。普段は扉が閉ざされていますが、神在祭の期間中のみ全ての扉が開かれます。本殿参拝後は必ず十九社にも立ち寄り、全国の神々へ日頃の加護を感謝しましょう。
また、本殿真裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」は、大国主大神の親神にあたる素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀る屈指のパワースポットです。稲佐の浜で清められた砂を納め、代わりに社の下にある御砂をいただいて帰る「お砂交換」の信仰も根強く受け継がれています。