ドラクエ7のメダル収集難易度は、プレイするハードウェアによって天と地ほどの差があります。最大の分岐点は「PS版の移民の町システム」と「3DS版のすれちがい石版」の仕様差にあります。
オリジナルPS版では、ゲーム全体で入手可能な小さなメダルの総数は115枚ちょうどに設定されていました。景品の最上位である「プラチナキングの心」を獲得するには115枚すべてを集める必要があり、「1枚の取りこぼしも許されない」という究極のノーミス縛りが課されていたのです。
さらにPS版を凶悪たらしめていたのが「移民の町」の形態変化です。移民の町の発展度や集めた住人の職業構成によって「通常発展」「グランドスラム」「プレミアムバザー」「大聖堂」「モンスタータウン」といった特殊形態へ分岐します。それぞれの形態ごとに配置されるメダルが存在するため、町を特定の形態に進化させてメダルを回収した後、住人を入れ替えて別の形態へ変化させるという極めて緻密なチャート管理が求められました。
一方、3DS版およびスマートフォン版では仕様が大幅に見直されました。フィールドやダンジョンで固定配置されているメダルは110枚ですが、追加要素である「すれちがい石版(自作石版)」のクリア報酬やキラキラなどから小さなメダルが無限に入手可能となりました。これにより、過去の時限メダルを取り逃した場合でも、最上位報酬を獲得できなくなるという最悪の詰み状況は完全に解消されています。