母の不在による寂しさと家庭環境への反発心は、思春期を迎えた吉瀬美智子をいわゆる「グレた道」へと向かわせることになります。中学時代から高校時代にかけて、彼女は地元・朝倉で誰もが知る美形ヤンキーとして目立つ存在になっていきました。
髪を明るい茶髪に染め、眉を極限まで細く整え、制服のスカート丈を変えるなど、当時のトレンドであったスケバンスタイルに身を包んでいました。しかし、持ち前の美貌は隠しようがなく、その名は瞬く間に近隣の地域にまで知れ渡ります。
特に有名なのが、高校時代に働いていた地元ガソリンスタンドでの伝説的なエピソードです。福岡県内の街道沿いにあるスタンドに「とんでもない美少女がアルバイトしている」と噂が広がり、地元のヤンキーやバイクに乗った少年たちが彼女目当てに殺到。ガソリンが満タンに近い状態にもかかわらず、「100円分だけ給油してほしい」「窓を拭いてほしい」と大行列を作ったという逸話は、ファンの間でも語り継がれる有名なエピソードです。