今期、特に熱狂的な支持を集めているのが、店内に巨大なガラス張りの熟成庫やチーズ工房を備えた体験型ショップだ。かつては輸入された完成品を切り売りするのが主流だったが、現在は北海道や長野、地元・関西の牧場から届く新鮮なミルクを使い、店舗でその日の朝に成形するスタイルが急増している。
「水分を極限まで保ったミルキーなブッラータは、出来上がりからわずか数時間が勝負。配送のタイムラグがない店内製造だからこそ提供できる味わいがある」と、ある若手チーズ職人は語る。ナイフを入れた瞬間にあふれ出すトロトロの生クリームと、ほのかな甘み。この究極の一瞬を求めて、毎朝オープン前から行列が途絶えない。