昭和後期から平成にかけて道路交通法の厳罰化や衛生管理基準の強化により、街角で見かける移動式屋台は激減しました。しかし現在、夜鳴きそばは形を変えて再び国民的な人気を獲得しています。その火付け役となったのが、共立メンテナンスが運営するビジネスホテルチェーン「ドーミーイン(Dormy Inn)」です。
ドーミーインでは、宿泊者限定の無料サービスとして毎夜21時30分〜23時00分前後の時間帯に「夜鳴きそば」を提供しています。温泉やサウナで汗を流した後に味わうあっさりした醤油ラーメンは、出張ビジネスパーソンや旅行客の間で「極上の締め体験」として爆発的なクチコミを生み出しました。
SNSや宿泊予約サイトのレビューを検証すると、「この1杯のためにドーミーインを選ぶ」「提供時間に間に合うようチェックインした」といった声が目立ちます。さらに、提供時間に間に合わなかった宿泊客に対してオリジナルのカップ麺「ご麺なさい」を配布するホスピタリティも高く評価されており、日本のホテル業界におけるキラーコンテンツとして定着しています。