ネット上の口コミや園芸相談で「ロンギカウリスタイム 後悔」と検索すると、驚くほど生々しい失敗談が散見されます。現場の声を精査すると、不満の約8割は「想像を絶する増えすぎ」と「夏場の無残な枯れ込み」という2大トラブルに集中しています。
まず直面するのが、地面を這うように伸びる匍匐茎(ランナー)の伸長スピードです。春の植え付けからわずか1シーズンで1株が直径50〜60cm四方に広がることも珍しくありません。花壇の縁を乗り越えてレンガの目地や芝生の中へ侵入し、他の草花を覆い尽くしてしまう現象に、管理の手間を減らしたかった庭主が逆に追いつめられる構図が見て取れます。
さらに深刻なのが、梅雨から盛夏にかけて発生する「突然の枯れ死」です。「春にあれほど見事だったピンクの花畑が、7月に入った途端に中央部から黒褐色に変色してボロボロになった」という相談が毎年多発します。ロンギカウリスタイムは地中海沿岸原産の乾燥した気候を好む植物であるため、日本の過酷な高温多湿環境において、密生した内部が蒸れてカビや腐敗菌(立枯病など)に侵されるリスクを構造的に抱えているのです。