ショウリョウバッタの1年は、大地に産み落とされた卵から始まります。ショウリョウバッタの幼虫の生態詳細まとめとして押さえるべきは、春先の5月頃に土中から孵化する1齢幼虫の姿です。体長わずか数ミリメートルでありながら、すでに親譲りの尖った頭部を備えています。
幼虫は不完全変態の昆虫であるため、サナギの期間を経ずに脱皮を繰り返しながら成長します。およそ5〜6回の脱皮を重ね、胸部の背面に小さな「翅の芽(翅芽)」が現れる終齢幼虫を経て、7月下旬から8月上旬にかけて成虫へと羽化します。
ショウリョウバッタの寿命と成虫の時期は明確に四季のサイクルに規定されています。成虫として野外で活動できる期間は、夏本番を迎える7月下旬から霜が降り始める11月上旬までの約2〜3ヶ月間です。9月から10月にかけて交尾を終えたメスは、日当たりの良い乾いた土中に腹部を深く差し込み、泡状の保護物質で包んだ卵塊を産卵します。成虫は寒さの訪れとともにその命を終え、次世代へのバトンを卵という休眠状態で越冬させるのです。