一般の来場者が筑波地区を見学する方法には、明確に分かれた2つのルートが存在します。この違いを理解していないと、「現地に行ったのに収蔵庫に入れなかった」という事態に陥るため注意が必要です。
日常的に誰でも見学できるのは、敷地内に併設された筑波実験植物園の屋外区画および温室のみです。研究棟や自然史標本棟、理工系資料棟などの研究収蔵エリアは、防犯・標本保護および研究活動保護の観点から、平時は部外者の立ち入りが厳格に制限されています。
巨大収蔵庫の内部や研究室に立ち入ることができる唯一のチャンスが、例年秋(または科学技術週間の春)に開催される国立科学博物館筑波地区の一般公開(オープンラボ)です。この特別公開イベントでは、普段は堅く閉ざされた収蔵庫の扉が開き、研究員自らが解説を行う科博筑波バックヤードツアーや体験プログラムが実施されます。
国立科学博物館つくば特別公開への参加には、公式サイトを通じた事前予約(事前登録システム)が必須です。特に人気が集中する自然史標本棟ツアーや理工資料棟ツアーは、予約開始直後に枠が埋まるか、当日配布される整理券が必要となります。参加を狙う場合は、公式告知が出される開催1〜2ヶ月前から受付スケジュールを注視しなければなりません。