模試本番で多くの受験生が直面するもう一つの壁が「時間が足りない」という問題です。SNSや受験掲示板の書き込みを分析すると、「各大問の(1)に時間をかけすぎて(3)の解ける問題を白紙で出した」「途中で計算が合わなくなりパニックになった」という失敗談が後を絶ちません。
記述模試における標準的な試験時間(多くは120分または150分で大問5〜6題)を攻略するための数学記述模試の時間配分モデルは以下の通りです。
・開始直後の3〜5分(全体俯瞰):すぐにペンを動かさず、全問に目を通します。「問題の分野」「誘導の流れ」「計算量の重さ」を瞬時に把握し、各大問をA(完答必須)・B(部分点狙い)・C(後回し)の3段階に分類します。
・各大問の解答時間(18〜22分):1つの設問で5分以上手が止まったら、一度その設問を打ち切り、別の大問の(1)へ移行します。1つの難問に30分固執することは戦略的敗北を意味します。
・最後の10〜15分(見直しと論理チェック):答えの計算再確認だけでなく、「変数の範囲指定が抜けていないか」「場合分けの条件を満たしているか」「文字の未定義がないか」という減点防止チェックを集中的に行います。
なお、年間計画を立てる上で欠かせない2026年最新の模試日程まとめ(主要記述模試の実施目安)は以下のサイクルで進行します。年間スケジュールを逆算して対策を進めましょう。
・春期(5月上旬〜中旬):第1回 全統記述模試/第1回 駿台全国模試(既習範囲の基礎〜標準記述力の総点検)
・夏・秋期(8月下旬〜10月中旬):第2回・第3回 全統記述模試/第2回 駿台全国模試(全範囲からの出題。実戦的な時間配分と二次直結の難問対策)
・直前期(10月下旬〜11月):各大学別オープン・実戦模試(東大・京大・名大・阪大・東北大・九大・北大などの冠模試で最終記述力を研鑽)