SNSやネット掲示板、Q&Aサイト上では「尿の泡立ち」に関する切実な体験談が数多く投稿されています。そこから見えてくるのは、初期の泡立ちを軽視した結果、病状がかなり進行してから確定診断に至ったという厳しい現実です。
大手医療機関の受診者アンケートや患者手記では、次のような生々しい証言が報告されています。
「40代に入った頃から、毎朝のトイレでカプチーノのように泡立つことが増えていました。『昨夜のお酒のせいか』『水分が足りないだけだろう』と自分に言い訳をして1年以上放置。会社の健康診断をサボっていたことも重なり、足がひどくむくんで受診したときには、慢性腎臓病がステージ3まで進行していました。あの泡をもっと真剣に受け止めていればと悔やんでも悔やみきれません」(48歳・男性自営業)
また、インターネット上には「水分をたくさん取ったら泡が減ったから病気ではないはず」という誤った自己判断も散見されます。確かに尿の泡立ちが水分不足による一時的な濃縮尿であれば、水分補給によって濃度が薄まり泡立ちは軽減します。しかし、腎疾患の初期であっても、大量の水を飲めば一時的に尿蛋白濃度が見かけ上薄まるため、病気が治ったと錯覚してしまう極めて危険なトラップが存在します。「薄まったから安心」ではなく、「朝一番の濃い尿で泡が消えない状態が続いているか」を見極めることが肝要です。