冬場の着こなしで最も相談が多いのが、ダウンジャケット着こなし術における「着膨れ対策」と、オーバーサイズパーカー重ね着の「首元の詰まり感」です。ダサく見えないシルエットを作るには、明確な構造上のロジックが存在します。
まず、ダウンジャケットを着る際は、スタンドカラーの高さと身幅の比率を確認してください。襟がしっかりと顎下まで立ち上がるモデルを選ぶことで、視線が自然と上に誘導され、全体のプロポーションが引き締まります。ジップをフルクローズにするのではなく、フロントを半分開けてインナーの垂直ラインを見せる、あるいは裾のドローコードを強めに絞ってバルーンシルエットを形成するのが現在の基本テクニックです。
パーカーの重ね着においては、生地の目付け(重さ)が生命線となります。8オンス前後の薄手スウェットではアウターの襟元にフードが潰れてしまい、貧相な印象を与えかねません。選ぶべきは12オンスから15オンスのヘビーウェイト生地で、着用時にフードが立体的に自立する仕様のものです。
また、ボトムスとのバランスではワイドパンツ合わせ方が成否を握ります。太もも周りにゆとりがありつつ、裾に向かってわずかにテーパードがかかったバギーシルエットや、裾にドローコードがついたカーゴパンツを選ぶと、スニーカー冬コーデメンズとの接続が極めてスムーズになります。足元はボリューム感のあるサロモン(Salomon)のトレイルランニングシューズや、クラシックなバッシュ系で裾を自然にクッションさせるのが鉄則です。