ネット掲示板やSNS上で「この曲は予言だった」「リアルフェイスじゃなくてリアルな生き様そのもの」と言われ始めたのは、彼らのその後のメンバー脱退の経緯が極めてドラマチックかつ過酷であったことに起因します。 KAT-TUNは元々、メンバー6人の頭文字を繋ぎ合わせて命名されました。
- K:亀梨和也(Kamenashi Kazuya)
- A:赤西仁(Akanishi Jin)
- -:ハイフン(ファンを意味する絆)
- T:田口淳之介(Taguchi Junnosuke)
- T:田中聖(Tanaka Koki)
- U:上田竜也(Ueda Tatsuya)
- N:中丸雄一(Nakamaru Yuichi)
しかし、栄光の頂点に立って以降、グループは文字通り「綱渡りのギリギリ」な試練に直面します。
まず2010年、中心的人気を誇った赤西仁が方向性の違いや海外活動志向を理由に脱退・ソロ転向を発表。続いて2013年には、ラップを担当し楽曲の攻めの姿勢を牽引していた田中聖が度重なる専属契約違反を理由に契約解除となり、グループを去りました。さらにデビュー10周年の節目を目前にした2016年、田口淳之介が「自らの生き方を歩みたい」と電撃脱退を表明します。
わずか数年でメンバーが半減し、残された亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3人は2016年5月から約1年8カ月に及ぶ「充電期間(活動休止)」に入らざるを得なくなりました。 こうした劇的な展開に対し、ネット上のファンやリスナーからは次のような声が噴出しました。
「『ギリギリでいつも生きていたいから』って、まさかグループ存続そのものがギリギリになるとは思わなかった」
「有言実行すぎる。歌詞のハードボイルドさをメンバー自身が人生を懸けて体現してしまった」
公の場で見せた残されたメンバーたちの険しい表情や、特番インタビューで吐露された苦悩の証言と歌詞が重なり合ったことで、「作詞されたフレーズが彼らの運命を引き寄せたのではないか」という予言の真相をめぐる言説が都市伝説的に広まったのです。