東京都町田市図師町に広がる広大なキャンパスと専用グラウンド。日大三高野球部の強さを支える最大の基盤は、敷地内に併設された合宿所(健心寮)での徹底した共同生活にあります。
ネット上の掲示板やSNSでは「軍隊のように厳しいのではないか」といった極端な噂が散見されることもありますが、現場の実情は大きく異なります。生活の基本は挨拶、礼儀、清掃、そして規則正しい食生活と睡眠管理です。スマートフォンなどの利用には適切なルールが設けられており、野球と学問、そして仲間との対話に没頭できる環境が整えられています。
同校出身のOBが口を揃えるのは、「寮での3年間が社会人としての人間性を育ててくれた」という点です。洗濯や掃除を自分自身でこなし、先輩後輩が互いに気を配り合う生活を通じて、グラウンド上の連携プレーに直結する協調性と責任感が育まれます。
また、日本大学第三高等学校は進学校としても知られ、偏差値60〜66を誇る文武両道の名門です。野球部員であっても学業をおろそかにすることは許されず、定期試験での成績不振者には厳しい学習指導が入ります。この学究的な姿勢が、試合中の的確な状況判断や戦術理解度の高さにつながっています。