「今も第一線で輝く90代芸能人の現在をご存知ですか?驚きの若さと現役を維持できる決定的な理由とは何なのか」――多くの視聴者や同世代の人々が抱くこの素朴な疑問に対して、現場の取材映像や本人たちの告白が突きつける答えは極めて明快です。それは、「退路を断って自らの身体と対峙し続ける日常ルーティンの厳格さ」と「老いを否定せず面白がるしなやかな精神力」の融合です。
大衆は往々にして、彼らに対して「生まれ持った特別な遺伝子」や「富裕層ならではの特別医療」を想起しがちです。しかし実態を丹念に追うと、驚くほど地道で合理的なアクションを何十年単位で積み上げている事実に行き当たります。例えば、テレビ朝日系『徹子の部屋』が放送50周年を迎える大金字塔を打ち立てた黒柳徹子氏(1933年生)は、かつてプロレスラーの故・ジャイアント馬場氏から直接手ほどきを受けた「ヒンズースクワット」を毎晩50回欠かさず行うことを公言しています。就寝前であってもステーキなど良質な動物性タンパク質を躊躇なく口にする旺盛な食欲は、取材陣や共演者を日常的に驚嘆させています。
一方、映画『九十歳。何がめでたい』での主演をはじめ、映画・舞台で鮮烈な美を体現し続ける草笛光子氏(1933年生)も、単に受動的な健康管理に頼っているわけではありません。彼女は70代半ばから専属トレーナーをつけ、週1回の本格的なパーソナルトレーニングを実に15年以上にわたって継続しています。草笛氏は自著やインタビューの中で「ベッドから起き上がる瞬間は毎日あちこち痛い。でも、身体を動かして呼吸を通すと、表現者のスイッチが入る」と赤裸々に語っています。痛みをゼロにすることを目指すのではなく、痛みと共存しながらパフォーマンスを発揮できる筋骨格を維持する現実的なアプローチこそが、彼女たちの現役を支える決定打となっています。