糖尿病の足のむくみは危険信号?原因と壊疽を防ぐ受診目安を徹底解説

糖尿病の足のむくみは危険信号?原因と壊疽を防ぐ受診目安を徹底解説

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足のむくみには、一過性の生理的なものと、直ちに医療介入を要する病的なものがあります。その違いを見極める指標が「圧痕の戻り方」と「左右差」です。

すねの骨の上やすねの内側を親指の腹で約10秒間強く押し、指を離した後の皮膚のへこみを観察してください。健康な状態であれば数秒で元の平らな状態に戻りますが、押すと戻らない(くぼみが深く残り続ける)状態が続く場合、組織間隙に過剰な水分が貯留している「圧痕性浮腫(pitting edema)」が強く疑われます。これは腎機能の低下や心不全の典型的な兆候です。

さらに警戒すべきは、糖尿病において足のむくみが片足だけに出現するケースです。全身性疾患(腎症や心不全)であれば基本的に両足対称にむくみが出現します。一方、片足のみが急激に腫れ上がる場合、下肢静脈に血栓が詰まる「深部静脈血栓症(DVT)」や、わずかな傷口から細菌が皮下組織深部へ侵入する「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」が疑われます。

もし足の腫れとともに痛い、あるいは皮膚が赤く熱を持っている場合、感染症が急速に拡大している危険性があります。知覚麻痺がある患者では痛みを自覚しにくく、気づいたときには組織の壊死が進んでいるケースもあるため、片側の異変は極めて緊急度が高いサインと判断されます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。