ネット上の情報やパン好きの間で囁かれる評判の中には、一部誤解や知られざる事実が存在します。現場の実態に基づき、真実を整理しておきましょう。
誤解1:「薪窯のパンは表面が焦げていて苦いのでは?」
薪窯と聞くと「アウトドア料理のようにススがついたり表面が焦げたりするのでは」と懸念する人がいますが、これは完全な誤解です。熟練のパン職人は、薪を燃やし切った後の「熾火(おきび)」の熱や、蓄熱されたレンガの輻射熱を巧みに利用して焼き上げます。そのため、直接煙で燻すわけではなく、メイラード反応によって生まれる極上のカラメル香と香ばしさが引き出されており、苦味は一切ありません。
誤解2:「高級食パンブームと同じような甘いパン?」
近年流行した高級食パンの多くは、生クリームや練乳、ハチミツなどを大量に配合したスイーツ寄りのリッチな味わいでした。しかし、薪窯パン工房 丸藤が追求しているのは「毎日食べても飽きない、小麦本来の力強さと発酵の旨味」です。甘味料に頼らない素朴で深い味わいだからこそ、和食のおかずや日常のスープ、どんな食事にも自然に寄り添います。