臨床薬理および患者の行動科学の観点から導き出される、小柴胡湯加桔梗石膏の適合基準は極めて明快です。
【服用を強く推奨できるタイプ】
- 喉の粘膜が赤く腫れ、熱感を伴う激しい痛みがある人:石膏の冷却作用と桔梗の排膿作用が最大限に機能します。
- 唾液や食事を飲み込む際に鋭い痛みが走る急性扁桃炎の人:うがい飲みによる患部直接アプローチが劇的な効果を発揮します。
- ロキソプロフェン等の鎮痛薬だけでは喉の腫脹感が取れない人:異なる作用機序による消炎効果が期待できます。
【服用に慎重であるべき・医師への事前相談が必要なタイプ】
- インターフェロン製剤の投与を受けている人:間質性肺炎の重篤な副作用リスクが高まるため禁忌とされています。
- 高血圧症、心臓病、腎臓病の既往がある人、高齢者:甘草による血圧上昇や体液貯留リスクに配慮が必要です。
- 喉の乾燥感はあるが、赤みや熱感が全くない冷え症の人:体を冷やす性質の生薬が含まれるため、胃腸障害(胃もたれ、下痢)を起こす可能性があります。