試合前の巨人スタメン発表に目を通した際、多くのファンや解説者が驚きを隠せなかったのが、調子を上げている若手選手を大胆に上位打線へ組み込んだオーダーでした。
試合後の会見で発せられた阿部監督コメントには、現状維持を拒み、チーム内の競争意識を極限まで高めようとする指揮官の強い哲学が滲み出ていました。
「名前や実績だけで野球はやらない。今日一番勝つ確率が高い選手、グラウンドで泥臭く1点を奪いにいける選手を迷わず送り出した。結果を出した選手を素直に称えたいし、悔しい思いをした選手は明日やり返せばいい」
報道陣の囲み取材で見せた引き締まった表情からは、過密日程の中で主力の疲労度を緻密に管理しつつ、ファームで好調を維持する選手へ即座にチャンスを与える「適材適所のマネジメント」への揺るぎない自信がうかがえます。