市販の排卵日予測検査薬として知名度が高いロート製薬の「ドゥーテストLHII」などをはじめとする第1類医薬品は、高感度かつ判定の明瞭さが評価されている一方で、ネット上やコミュニティでは「ドゥーテストの排卵検査薬が全く反応しない」「終了線しか出ない」といった疑問が頻繁に投稿されています。こうしたトラブルの多くは、製品の不具合ではなく使用環境や採取条件の乱れに起因しています。
見落とされがちな落とし穴が、検査前における水分摂取と排尿の間隔です。排卵検査薬を使う直前に大量のお茶や水を飲んでいたり、前回の排尿から1〜2時間しか経過していない状態で採尿したりすると、尿が過度に薄まり、排泄されるLH濃度が検査薬の検出感度を下回ってしまいます。各メーカーの取扱説明書でも推奨されている通り、正確な判定を得るには「検査前2時間は過度な水分補給を控え、尿をしっかり溜めた状態で検査する」という原則の徹底が不可欠です。
さらに、排卵検査薬を使うタイミングの設定ミスも目立ちます。普段の生理周期から逆算して「次回生理予定日の17日前」あたりから開始するのが標準的ですが、ストレスや体調不良によって排卵日が前後に数日から1週間以上ずれることは珍しくありません。開始時期が遅すぎてすでにLHサージが通過していた、あるいは早すぎて卵胞がまだ育っていなかったというケースが、反応しない大きな理由を占めています。