ソーシャルメディアやファンコミュニティにおける七種茨の評価の推移を検証すると、非常に興味深い現象が見て取れます。キセキシリーズでEden(Adam)が初登場した2017〜2018年当時、主人公ユニットを徹底的に追い詰めた謀略の数々により、茨は一部のプレイヤーから強い反感を買うこともありました。
しかし、ストーリーの読解が進むにつれてSNS上の空気は一変します。「最初は本当に嫌な奴だと思っていたのに、過去を知ってから見え方が180度変わった」「誰よりも Eden のことを考えて泥臭く働いているのが茨だった」という声が爆発的に増加したのです。5chや知恵袋、X(旧Twitter)などの言説分析を行っても、彼の抱える壮絶な孤独と、それを乗り越えようとする健気なプロ意識に心を奪われ、「最も感情移入してしまうキャラクター」として挙げるファンが後を絶ちません。
彼に向けられる誤解として「金と権力にしか興味がない冷血漢」というものがありますが、これは明白な誤認です。実際には、彼が金や権威に執着するのは、それらがなければ自分も仲間も簡単に踏み躙られてしまうという過酷な現実を知っているからに過ぎません。極めて現実主義でありながら、動機の根底には誰よりも純粋な自己犠牲的献身が眠っています。