2人の出会いは2009年春に遡ります。当時、都内の大学に通いながら六本木にある寿司割烹料理店でアルバイトをしていた綾菜さん。そこに常連客として通っていたのが加藤茶さんでした。加藤茶さんは綾菜さんの飾らない人柄と愛らしい笑顔に一目惚れし、約半年間にわたって店に通い詰め、お茶の誘いをかけ続けました。
当時の綾菜さんの経歴は、広島県福山市出身で薬学部や法学部への進学を視野に入れて上京したごく普通の大学生。芸能界に疎く、加藤茶さんの全盛期である『8時だョ!全員集合』をリアルタイムで観ていなかったことが、かえって先入観のない自然な接点を作りました。コースターの裏に書かれた電話番号から始まった交流は、2年間の真剣交際を経て、2011年6月の婚姻届提出へと結実しました。
しかし、入籍発表と同時に凄まじい逆風が2人を襲います。当時まだ23歳の女子大生風の若い女性が、68歳の著名芸能人と結婚したことで、インターネット掲示板やSNSでは連日「加藤茶 結婚 当時のバッシング」として歴史に残るほどの個人攻撃が展開されました。
「どうせ遺産目当てだろう」「保険金を狙った罠だ」という悪意ある憶測が飛び交い、綾菜さんがブログに投稿した日常の手料理(若い男性向けの唐揚げやステーキなど)に対して「夫を高血圧で早死にさせる気か」と「毒料理」のレッテルを貼られる異常事態へと発展しました。自宅ポストへの脅迫状投函、自転車を木に吊るされる嫌がらせ、実家への無言電話など、その被害は常軌を逸したレベルに達していました。