店頭やECサイトで商品を選ぶ際、最も多くの初心者が陥る罠が「ココナッツパウダー」と「ココナッツミルクパウダー」の混同です。名称こそ酷似していますが、原材料の加工プロセス、栄養構成、水分に対する物理的挙動は全くの別物です。 一般に「ココナッツパウダー(別名:ココナッツフラワー)」と呼ばれるものは、ココナッツの固形胚乳から油脂を圧搾した後の果肉を乾燥させ、微粉末に粉砕したものです。そのため高食物繊維・中脂質・高タンパクという特徴を持ち、水分を驚異的に吸い込む性質があります。一方の「ココナッツミルクパウダー」は、胚乳を絞った液体(ココナッツミルク)をスプレードライ製法で粉末化したもので、油脂分をそのまま保持しているため極めて高脂質・高カロリーであり、お湯に溶かすと液体ミルクに戻ります。 日常の食事管理で失敗しないために、一般的な薄力粉との栄養成分の違いを下表にまとめました。
糖質制限スイーツ作りやおからパウダーの代用として使いたい場合は、左側の「ココナッツパウダー(フラワー)」を選ぶ必要があります。誤ってミルクパウダーを同量投入してしまうと、油分過多で生地が油浸しになり、カロリーも跳ね上がるため注意が必要です。