三井住友グループ序列の頂点と格差|銀行・証券・カードの年収と出向事情

三井住友グループ序列の頂点と格差|銀行・証券・カードの年収と出向事情

三井住友グループ序列の頂点と格差|銀行・証券・カードの年収と出向事情の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

ネット上やビジネス界隈で古くから議論されるテーマが「三井と住友 どっちが上なのか」という財閥の優劣問題と、合併のルーツにまつわる確執です。

2001年の三井住友銀行誕生は、名門・三井財閥の中核である「さくら銀行(旧三井銀行と旧太陽神戸銀行が合併)」と、関西を本拠に猛烈な営業力で急拡大した「住友銀行」による巨大統合でした。歴史の長さや財閥としての格式では三井が誇りを持っていたものの、統合当時の財務健全性や不良債権処理能力においては住友銀行が圧倒的なイニシアチブを握っていました。

この力関係が原因となり、合併当初はさくら銀行 住友銀行 派閥の激しい暗闘が繰り広げられたと関係者の証言で語り継がれています。初代頭取こそさくら出身者が就いたものの、実質的な経営主導権は住友側が掌握。「向こう傷を恐れるな」という住友伝統の攻撃的営業カルチャーが組織全体に浸透し、旧さくら銀行出身者が冷遇された時期も存在しました。

しかし、統合から四半世紀が経過した現在、役員の顔ぶれは入行時から「三井住友銀行」である世代が主流を占めるに至り、旧行意識に根ざす派閥闘争はほぼ完全に瓦解しています。今や「三井か住友か」という議論は社内力学としては過去の遺物であり、純粋な成果と経営適性が問われる完全な実力主義へと移行しています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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