ネット上で赤西仁のスキャンダルとして特に頻繁に検索されるのが、2014年6月に発生した「六本木スマホ事件」です。事件の概要と結末を客観的な事実に基づいて整理すると、センセーショナルな噂と実際の法的判断には明確な隔たりが存在します。
現場となったのは、東京・六本木の路上でした。当時、赤西仁は錦戸亮や山下智久ら、いわゆる「赤西軍団」と呼ばれる親しい仲間たちと深夜に居合わせていました。その際、一般人の男女グループと口論になり、相手側がその様子をスマートフォンで動画撮影し始めたことからトラブルへ発展。撮影を制止しようとした山下智久が相手の端末を持ち去ったとして、後日、被害届が提出される事態となりました。
この一件で警察の捜査対象となり、書類送検されたのは実際に端末を持ち去ったとされる山下智久であり、赤西仁自身は嫌疑不十分で不起訴処分となっています。赤西が直接端末を奪ったわけではないものの、深夜の繁華街でのトラブルの場にいたこと、そして直前にジャニーズ事務所を退所していたタイミングも重なり、ワイドショーで連日大々的に報道されたことで「事件の首謀者」のような誤ったイメージが一部で定着してしまいました。
そもそも、このトラブルが起きる数カ月前の2014年2月28日、赤西はすでにジャニーズ事務所との契約を満了し、退所していました。退所の決定打は突発的な喧嘩ではなく、2012年の電撃婚以来続いていた「活動制限」と「海外志向」の相克です。事務所側が求める国内向けのアイドル像と、自身が目指すR&Bやダンスミュージックを基軸としたグローバルな音楽活動の方向性がもはや交わることはなく、双方合意のうえでの契約非更新という形が取られたのが実態でした。