最終回の放送終了直後、インターネット上は文字通り騒然となりました。当時の5ちゃんねる(現5ちゃんねる)の実況スレッドやSNS、Yahoo!知恵袋などには、数万件に及ぶ視聴者の叫びが書き込まれました。
「リモコンのボタンを間違えて押したかと思った」「え、ここで終わり? 来週映画公開の特報でもあるの?」「あまりのバッドエンドに鳥肌が止まらない」といった困惑とショックの声が大半を占めました。中には「未完のまま投げっぱなしにするのは無責任だ」という厳しい批判も見られましたが、時が経つにつれて「あの終わり方だからこそ、今でも脳裏に焼き付いている」「日本の生ぬるいドラマ界に風穴を開けた」という芸術的評価へと変遷していきました。
ここで、作中に残されたままとなった主な伏線を整理します。
- 鍛治大輝の真の野望:警視庁公安部総務課長から警察庁警務局長、さらには国家の中枢へとのし上がろうとしていた鍛治。彼が特捜班を作った真の狙いは、単なる危機管理ではなく「国家の再編」や自らの権力基盤構築の道具だったのか。
- 平成維新軍の残党と若者たちの行方:第7話で壊滅したかに見えたテロ組織「平成維新軍」。しかし、彼らがネットに残した思想やシンパは全国に無数に潜伏しており、特捜班の反乱と呼応したのかどうか。
- 林智史(眞島秀和)と千種(石田ゆり子)の運命:田丸が潜入捜査員として新興宗教団体に送り込んだ林智史。国家に切り捨てられそうになりながらも帰還した彼と、田丸への想いを断ち切れない千種の人生はどう決着したのか。
- 青沼祐光(飯田基祐)の立場:鍛治の忠実な部下でありながら、特捜班に対して一定の理解と哀愁を見せていた青沼参事官。彼が最後に特捜班の行動に気づいていたのかどうか。
これらの伏線が一切回収されずに暗転したことこそが、視聴者の渇望感を2026年の現在に至るまで持続させている決定的な要因です。