1997年、シングル「MajiでKoiする5秒前」で歌手デビューを果たす。プロデュースを手掛けたのは竹内まりやだった。この楽曲は、単なるアイドルの企画モノの域を完全に超えていた。
彼女の歌声は、決して技術的に完成されたものではなかった。しかし、その少し鼻にかかった、震えるようなハイトーンボイスには、10代特有の焦燥感と無垢さが同居していた。続く「大スキ!」での大ヒットにより、彼女の歌声は「日本の夏休み」のサウンドトラックとして人々の記憶に深く刻まれることになる。あの歌声を聴くだけで、私たちはいつでも、あの湿度の高い、しかしどこか輝いていた90年代の夏へと引き戻されるのだ。