独立後の二宮和也が世間を驚かせたのは、華やかなスターでありながら「ベンチャー企業の経営者」のような泥臭い奮闘ぶりをオープンにした点でした。
独立直後、自らのX(旧Twitter)アカウントで「ホームページを作ってくれる人募集」「領収書の整理に追われている」「スケジュールを自分で確認してメールを返信している」といった生々しい実務の裏側をユーモアたっぷりに発信しました。事務所の公式ホームページ制作コンペをSNS上で公開募集し、ファンやクリエイターを巻き込みながら会社を作り上げていくプロセスは、旧態依然とした大手芸能事務所のブラックボックスなイメージを鮮やかに打ち砕きました。
ネットコミュニティやSNS上での反応を分析すると、当初存在した「事務所を裏切ったのではないか」という批判的な声はわずか数か月で消滅しました。Yahoo!知恵袋やXの投稿群では、「自分で仕事をコントロールしようとする姿勢が潔い」「大人の社会人として当たり前のリスクテイクをしている」「スタッフ任せにせず自分で動く姿に好感が持てる」といった肯定的な評価が9割以上を占めるに至っています。
さらに、ファンクラブ「オフィスにのホールディングス(仮称からの正式化)」の開設においても、既存の嵐ファンクラブ会員を尊重しつつ、個人としての濃密なコミュニケーション空間を構築。タレントとファンの間にあった厚い壁を取り払い、フラットな信頼関係を築き直したことが、独立後の圧倒的支持基盤となっています。