松田翔太のキャリアを振り返ると、演じる役柄のパーソナリティとヘアスタイルが完璧に同期していることがわかります。ここでは、日本中のサロンでオーダーが殺到した代表的な歴代スタイルを時系列で振り返ります。
1. 『花より男子』西門総二郎:育ちの良さとプレイボーイ感を宿すノーブルミディアム
2005年の『花より男子』で演じた茶道家元の跡取り息子・西門総二郎のヘアスタイルは、レイヤーを程よく入れた長めのミディアムボブでした。襟足をタイトに収めつつ、顔まわりに柔らかな束感を落とすことで、名門の気品と夜の街に漂う危険な魅力を両立。現代における「センターパートミディアム」の源流とも言えるデザインです。
2. 『LIAR GAME』秋山深一:前衛的アシンメトリー×重軽バランスの金字塔
2007年から始まった『LIAR GAME』シリーズの天才詐欺師・秋山深一のビジュアルは、当時のヘアカルチャーに決定的な衝撃を与えました。左サイドを短く切り込み、右サイドへ向けて長く流れるアシンメトリーな前下がりボブ。重厚な黒髪でありながら、内側に巧みな毛量調整が施されており、冷徹な知性と情熱を視覚的に物語る伝説のスタイルとなりました。後にCM等で共演した際にも、このシルエットの残光を惜しむ声がSNSで度々トレンド入りするほどです。
3. 『潜入探偵トカゲ』からCM全盛期:エッジの効いたツーブロックとテクノカット
2010年代に入ると、サイドの内側を大胆に刈り上げたモードなツーブロックや、サイドとバックをフラットに繋ぐテクノカットへと移行します。2013年の主演ドラマ『潜入探偵トカゲ』やマンダム『ヘアジャム』のCMシリーズで見せたシャープなタイトショートは、ビジネスパーソンにも適応可能な「清潔感とモードの融合」として大流行を記録しました。