格闘技界・角界を見渡しても、これほど濃厚な血統を持つ兄弟は類を見ません。祖父は「巨人・大鵬・卵焼き」のフレーズで一世を風靡した第48代横綱・大鵬幸喜。そして父は、気迫あふれる突っ張り相撲で平幕優勝を果たし、関脇まで上り詰めた元・貴闘力忠茂です。
大鵬の三女である美芳さんと貴闘力の間に誕生した4人の男児は、幼少期から相撲の英才教育を受け、将来を嘱望されて育ちました。しかし、2010年に起きた野球賭博問題によって父が日本相撲協会を解雇・除名処分となり、両親が離婚するという家庭崩壊の危機に直面します。偉大すぎる祖父の光と、父の失脚という深い影。その狭間で葛藤しながらも、4人は全員がプロのリングや土俵へと身を投じました。