二人の物語の原点は、数多くの芸能人を輩出してきた堀越高等学校にあります。当時、高校1年生だった柳楽優弥が、1学年先輩として校舎を歩いていた豊田エリーを見かけ、その凛とした佇まいに心を奪われたことがすべての始まりでした。柳楽は共通の知人を通じて連絡先を交換し、「猛アタック」とも呼べる熱心なアプローチを開始します。
交際が順調に進むなか、柳楽優弥は17歳という若さで一度目のプロポーズを決行しました。しかし、当時の豊田エリーから返ってきたのは「男性は18歳にならないと結婚できないよ」という極めて冷静な法律上の指摘でした。民法上の婚姻適齢規定(※当時の男性18歳、女性16歳)を柳楽が知らなかったという、若さゆえの純粋で微笑ましいエピソードです。
その後、一時的な冷却期間を挟みながらも互いの存在の大きさを再認識した二人は、柳楽が19歳、豊田が21歳を迎える直前に再び結ばれます。柳楽優弥は豊田エリーの21歳の誕生日である2010年1月14日に合わせ、特注の婚約指輪を用意して「結婚してください」と改めて正式にプロポーズ。翌日に明治神宮で執り行われた挙式会見では、堂々とした表情で生涯の誓いを立てた姿が大きな話題を呼びました。
わずか19歳で結婚を決断した背景には、14歳で浴びた世界的な脚光とその後の重圧に苦しんでいた柳楽を、豊田エリーが無条件の優しさと明るさで包み込み、精神的な拠り所となっていた事実があります。「この人を逃したら一生後悔する」という確信が、世間の常識を飛び越えた電撃婚へと突き動かしたのです。